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出来上
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できあ
ふりがな文庫
“
出来上
(
できあ
)” の例文
旧字:
出來上
代助は、誠吾の始終
忙
(
いそが
)
しがつてゐる様子を知つてゐる。又その
忙
(
いそが
)
しさの過半は、
斯
(
か
)
う云ふ会合から
出来上
(
できあ
)
がつてゐるといふ事実も心得てゐる。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
わたしの
仕事
(
しごと
)
もこれで
出来上
(
できあ
)
がったのだから、この上
永
(
なが
)
く、むさくるしい
人間
(
にんげん
)
の
世
(
よ
)
の中に
住
(
す
)
んでいようとは
思
(
おも
)
わない。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
といって、
腰
(
こし
)
につるした
剣
(
つるぎ
)
を
抜
(
ぬ
)
いて、
海
(
うみ
)
の
水
(
みず
)
をかき
回
(
まわ
)
しますと、みるみるそこへりっぱな
御殿
(
ごてん
)
が
出来上
(
できあ
)
がりました。
大国主命
(
おおくにぬしのみこと
)
はそれをごらんになると
赤い玉
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
原口さんの画は
出来上
(
できあ
)
がつた。丹青会は之を一室の正面に懸けた。さうして其前に長い腰掛を置いた。
休
(
やす
)
む
為
(
ため
)
でもある。画を見る
為
(
ため
)
でもある。休み且つ味ふ
為
(
ため
)
でもある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
もうすっかり
出来上
(
できあ
)
がって、びくともしずに、
長々
(
ながなが
)
とかかっているではありませんか。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“出来”で始まる語句
出来
出来栄
出来事
出来損
出来合
出来星
出来悪
出来秋
出来難
出来心