トップ
>
内蔵之助
>
くらのすけ
ふりがな文庫
“
内蔵之助
(
くらのすけ
)” の例文
劒岳の南を流れる劒沢の雪渓は白馬の大雪渓よりも長い、
御山
(
おやま
)
谷、
御前
(
ごぜん
)
谷、
内蔵之助
(
くらのすけ
)
谷などの雪渓も、皆白馬のものに比して優るとも劣るものではない。
白馬岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
それが即ち平さんというので、本郷片町の神原
内蔵之助
(
くらのすけ
)
という三千石取りの旗本屋敷の馬丁でした。
半七捕物帳:58 菊人形の昔
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
九代目市川団十郎が『忠臣蔵』の大石
内蔵之助
(
くらのすけ
)
で、
山科
(
やましな
)
の別れに「冬の
恵
(
めぐみ
)
」を
奏
(
かな
)
で、また四国旅行の
旅土産
(
たびづと
)
に、「三津の眺め」の唱歌をつくったので、一層評判になった。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
電車の駅近くへ出ると、小料理屋の間に
挟
(
はさ
)
まって、大石
内蔵之助
(
くらのすけ
)
の住んでいたと云う、写真や
高札
(
こうさつ
)
を立てた家があった。
黄昏
(
たそがれ
)
ちかくて、くたびれきっていたが私は
這入
(
はい
)
ってみた。
田舎がえり
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
きっと
命中
(
あた
)
る! 私も世界を廻るうちに、魔の睫毛一毫の秒に、
拙
(
へた
)
な
基督
(
キリスト
)
の像の目を三度射た、(ほほほ、)と笑って、(腹切、浅野、
内蔵之助
(
くらのすけ
)
——
仇討
(
かたきうち
)
は……おお
可厭
(
いや
)
だけれど、 ...
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
これを聞いた
家中
(
かちゅう
)
の者は、
斉広
(
なりひろ
)
の
宏量
(
こうりょう
)
なのに驚いた。しかし
御用部屋
(
ごようべや
)
の山崎
勘左衛門
(
かんざえもん
)
、
御納戸掛
(
おなんどがかり
)
の岩田
内蔵之助
(
くらのすけ
)
、
御勝手方
(
おかってがた
)
の
上木
(
かみき
)
九郎右衛門——この三人の役人だけは思わず、
眉
(
まゆ
)
をひそめたのである。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
内蔵之助
(
くらのすけ
)
と
延若
(
えんじやく
)
12・5(夕)
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
黒部峡谷の険怪と豪宕とは、上は
内蔵之助
(
くらのすけ
)
谷から下は仙人谷に至る約二里の間に極度に発揮されている。
渓三題
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
立山東面の
内蔵之助
(
くらのすけ
)
平は、
幽邃
(
ゆうすい
)
な点に於て
此処
(
ここ
)
よりも優っているけれども、同時に陰鬱で恐ろしいような気がするので、私は寧ろ開闊で晴やかなこの平の方が好きです。
日本アルプスの五仙境
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“内蔵之助”で始まる語句
内蔵之助明友