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公方樣
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くばうさま
ふりがな文庫
“
公方樣
(
くばうさま
)” の例文
新字:
公方様
「でも、こんな寢卷は
公方樣
(
くばうさま
)
でもなきや着ませんよ。羽二重だか
綸子
(
りんず
)
だか知らねえが、物が良いから、血を浴びると一倍凄くなりますね」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見る者
扨
(
さて
)
こそ
噂
(
うはさ
)
のある
公方樣
(
くばうさま
)
の御落胤の天一坊樣といふ御方なるぞ無禮せば
咎
(
とがめ
)
も有んと恐れざる
者
(
もの
)
もなく此段早くも
町奉行
(
まちぶぎやう
)
大岡越前守殿の
耳
(
みゝ
)
に入り
彼所
(
かしこ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
奪
(
うば
)
ひ
取
(
とり
)
旨々
(
うま/\
)
と
打點頭
(
うちうなづき
)
此後は
我
(
われ
)
成長
(
せいちやう
)
して此品々を
證據
(
しようこ
)
とし
公方樣
(
くばうさま
)
の
落胤
(
おとしだね
)
と申上なば御三家同樣
夫程迄
(
それほどまで
)
ならぬも
會津家
(
あひづけ
)
ぐらゐの大名には成べし
併
(
しかし
)
ながら將軍の
落胤
(
おとしだね
)
なりと
欺
(
あざむ
)
く時は如何なる者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
忍
(
しの
)
び
拙僧
(
せつそう
)
が弟子と
披露
(
ひろう
)
し置候へ共
實
(
じつ
)
は當將軍家の御
落胤
(
らくいん
)
たるゆゑ近々江戸表へ御乘出し
遊
(
あそ
)
ばされ
公方樣
(
くばうさま
)
と
御親子
(
ごしんし
)
の
御對顏
(
ごたいがん
)
あれば
多分
(
たぶん
)
西の丸へ入らせ給ふべしさすれば再び御目通りは
叶
(
かな
)
はざる樣なり依て
近々
(
きん/\
)
御出立前
(
ごしゆつたつぜん
)
に
格別
(
かくべつ
)
の儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
樣
部首:⽊
15画
“公方”で始まる語句
公方
公方様
公方家
公方方
公方殿
公方討