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僻
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へき
ふりがな文庫
“
僻
(
へき
)” の例文
しかるに、ひとりシナの説を信じて、これを万世不易の金則として用うるは、あまりシナ一方に
僻
(
へき
)
する偏見といわざるべからず。
妖怪学
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
「生殖の途を外にして到底没交渉なのではないか」といわれるのは、生殖の途にばかり興味を持っておられるらしい今の一部の文学者の
僻
(
へき
)
した
御考
(
おかんがえ
)
ではありますまいか。
産屋物語
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
肩書の
分限
(
ぶげん
)
に依って職を求むれば、
速
(
すみやか
)
に玄関を構えて、新夫人にかしずかるべき処を、
僻
(
へき
)
して作家を志し、名は早く聞えはするが、名実あい
合
(
かな
)
わず、砕いて言えば
収入
(
みいり
)
が少いから、かくの始末。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この村は三百年来の
切支丹
(
キリシタン
)
がたくさん隠れて住んでいた
僻
(
へき
)
村である。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
以上に説きたるところの二論派は、これを局外より見るに、一は感情に偏し、他は神秘に
僻
(
へき
)
し、ともに中正を得たるものというべからず。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
僻
漢検準1級
部首:⼈
15画
“僻”を含む語句
偏僻
僻見
辺僻
僻境
僻郷
僻地
僻目
僻陬
僻村
僻耳
僻遠
僻事
僻論
僻説
僻在
山間僻地
僻邑
僻易
僻辺
僻言
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