“傳手”の読み方と例文
新字:伝手
読み方割合
つて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のち江戸えど元二げんじいたところは、本所南割下水ほんじよみなみわりげすゐんで祿千石ろくせんごくりやうした大御番役おほごばんやく服部式部邸はつとりしきぶていで、傳手つてもとめておな本所林町ほんじよはやしちやう家主いへぬし惣兵衞店そうべゑたな
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
知合から知合を辿たどつて、向柳原の叔母さんのところへ來て、——お前さんに傳手つてがあるちう話を聞いて來たが、錢形の親分さんに逢はせて貰れえ
ハリーがかういふ悲慘な境遇に陷つた時、都合のよい機會と、ある傳手つてとで、バス勳章第三等陸軍少將トマス・ヴァンデラー卿の秘書役の地位を得る事になつた。