“傳言”のいろいろな読み方と例文
新字:伝言
読み方割合
ことづて81.8%
ことづけ9.1%
でんごん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お定は呆然ぼんやりと門口に立つて、見るともなく其を見てゐると、大工の家のお八重の小さな妹が驅けて來て、一寸來て呉れといふ姉の傳言ことづてを傳へた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
丁度湯の前で待つて居てお絹を柳原土手に誘つたのは、お光の傳言ことづけがあるとか何んとか、いくらでもがある筈だ
取出し其尋そのたづぬる人は此小袖の主にや此は斯々かう/\にて今朝けさむかひに參りしが龜屋の亭主に傳言でんごんして先刻お立なされしとの事なり此小袖このこそでは昨日の賃錢ちんせんに私が預りたり私へ沙汰さたなしに立れしは合點がてんゆかずと今もはなしてを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)