來年度らいねんど)” の例文
あらた減債基金げんさいききん充當じうたうすることにしたから來年度らいねんどには減債基金げんさいききん總額そうがくは九千萬圓まんゑんのぼるのであるから三千五百萬圓まんゑんだけが六十億圓おくゑん國債こくさいからげんずることになる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
御米およねとこ這入はいつてから、やく二十ぷんばかりあひだ宗助そうすけみゝはた鐵瓶てつびんおときながら、しづかよる丸心まるじん洋燈らんぷらしてゐた。かれ來年度らいねんど一般官吏いつぱんくわんり増俸ぞうほう沙汰さたがあるといふ評判ひやうばんおもうかべた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)