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佐野
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さの
ふりがな文庫
“
佐野
(
さの
)” の例文
妻は
下総国
(
しもうさのくに
)
佐倉の城主
堀田
(
ほった
)
相模守
正愛
(
まさちか
)
家来
大目附
(
おおめつけ
)
百石
岩田十大夫
(
いわたじゅうたゆう
)
女
(
むすめ
)
百合
(
ゆり
)
として
願済
(
ねがいずみ
)
になったが、実は
下野
(
しもつけ
)
国
安蘇郡
(
あそごおり
)
佐野
(
さの
)
の浪人
尾島忠助
(
おじまちゅうすけ
)
女
(
むすめ
)
定
(
さだ
)
である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
この野の中に御殿場から
印野
(
いんの
)
、
須山
(
すやま
)
、
佐野
(
さの
)
などいふ小さな部落が散在してゐるが、いづれもその間二里三里四里あまりの草の野を越えて通はねばならぬ。
樹木とその葉:36 自然の息自然の声
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
又「おっと心得た、僕の
縁類
(
えんるい
)
が
佐野
(
さの
)
にあるから、佐野へ持って往って、山の中の谷川へ棄てるか、又は
無住
(
むじゅう
)
の寺へでも埋めれば人に知れる
気遣
(
きづかい
)
はないから心配したもうな」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
仔細
(
しさい
)
あって我家にかくまうそれまでは
新吉原
(
しんよしわら
)
佐野
(
さの
)
槌屋
(
つちや
)
の抱え
喜蝶
(
きちょう
)
と名乗ったその女である。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
岡田夫婦はまた
佐野
(
さの
)
という
婿
(
むこ
)
になるべき人の性質や品行や将来の望みや、その他いろいろの条項について一々自分に話して聞かせた。最後に当人がこの縁談の成立を切望している例などを挙げた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
縫は享和二年に始めて
須磨
(
すま
)
という
女
(
むすめ
)
を生んだ。これは後文政二牛に十八歳で、
留守居
(
るすい
)
年寄
(
としより
)
佐野
(
さの
)
豊前守
(
ぶぜんのかみ
)
政親
(
まさちか
)
組
飯田四郎左衛門
(
いいだしろうざえもん
)
良清
(
よしきよ
)
に嫁し、九年に二十五歳で死んだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
明治二十四年には保は新居を神田仲猿楽町五番地に
卜
(
ぼく
)
して、七月十七日に起工し、十月一日にこれを
落
(
らく
)
した。脩は駿河国
駿東郡
(
すんとうごおり
)
佐野
(
さの
)
駅の駅長助役に転じた。抽斎歿後の第三十三年である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
佐
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“佐野”で始まる語句
佐野松
佐野常民
佐野川市松
佐野坂
佐野槌
佐野正
佐野次郎
佐野治郎左衛門
佐野又
佐野利器