トップ
>
以為
>
おも
ふりがな文庫
“
以為
(
おも
)” の例文
旧字:
以爲
以為
(
おも
)
へらく、写実小説は文学独立論を意味し、文学独立論は国民的性情の
蔑視
(
べつし
)
を意味す、これ今の小説の国民に悦ばれざる
所以
(
ゆゑん
)
なりと。
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
吾
以為
(
おも
)
へらく両者の短歌全く標準を異にす、鉄幹
是
(
ぜ
)
ならば子規
非
(
ひ
)
なり、子規是ならば鉄幹非なり、鉄幹と子規とは並称すべき者にあらずと。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
魚を偸んだと雉を捕へたとの二つの事が
相踵
(
あひつ
)
いで起つたので、家人は猫が人語を解すると
以為
(
おも
)
つた。是より猫は家人の畏れ憚る所となつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
この文句は何から採っただろうと、『淵鑑類函』四二五、鶏の条を探ると、〈
王褒
(
おうほう
)
曰く、魚瞰鶏睨、李善
以為
(
おも
)
えらく魚目
瞑
(
つむ
)
らず、鶏好く邪視す〉とある。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
されど作左はまた斯くの如く冷酷に看過する能はずして、
以為
(
おも
)
へらく『いや/\仙千代丸都におきて、人の疑うけん事も詮なし。ただひとりある子、うしなはんも不便なり』
大久保湖州
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
わたくしはその中橋よりお玉が池に移居したのを、任官と
略
(
ほゞ
)
同じ頃の事と
以為
(
おも
)
ふ。それは小島成斎の九月二十二日の
尺牘
(
せきどく
)
に拠つて言ふのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
故に魏の
邢子才
(
けいしさい
)
以為
(
おも
)
えらく婦人保すべからずと。元景にいう卿何ぞ必ずしも姓王ならん。元景色を変える。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
其の意に
以為
(
おも
)
へらく、国民性
即
(
すなは
)
ち国民の美質を描かざる小説は国民的性情を満足せしめざる小説なり
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
わたくしは正弘の蘭方を排したのは、榛軒に聴いたのではなからうかと
以為
(
おも
)
ふ。
徳
(
めぐむ
)
さんの蔵する所の榛軒の
上書
(
じやうしよ
)
がある。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
以
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
“以”で始まる語句
以
以前
以上
以来
以來
以外
以後
以下
以太利
以爲