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亥中
ふりがな文庫
“亥中”の読み方と例文
読み方
割合
ゐなか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゐなか
(逆引き)
若草
(
わかくさ
)
ながら
曠野
(
ひろの
)
一面
(
いちめん
)
、
渺々
(
べう/\
)
として
果
(
はて
)
しなく、
霞
(
かすみ
)
を
分
(
わ
)
けてしろ/″\と、
亥中
(
ゐなか
)
の
月
(
つき
)
は、さし
上
(
のぼ
)
つたが、
葉末
(
はずゑ
)
を
吹
(
ふ
)
かるゝ
我
(
われ
)
ばかり、
狐
(
きつね
)
の
提灯
(
ちやうちん
)
も
見
(
み
)
えないで、
時々
(
とき/″\
)
むら
雲
(
くも
)
のはら/\と
掛
(
かゝ
)
るやうに
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この時、我が帽子も亦我と共にこの名誉なる一商船の機関長閣下をも
憚
(
はばか
)
らず、
傲然
(
がうぜん
)
として笑へるが如くなりき。その夜、マストにかゝる
亥中
(
ゐなか
)
の月の、淋しくも凍れるが如き光にも我と共に浴びぬ。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
亥中(ゐなか)の例文をもっと
(2作品)
見る
亥
漢検準1級
部首:⼇
6画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“亥”で始まる語句
亥刻
亥
亥刻半
亥之
亥時
亥年
亥之助
亥太郎
亥刻頃
亥之吉
“亥中”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
石川啄木
泉鏡花