“二罎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にびん50.0%
ふたびん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うち女中ぢよちうなさけで。……あへ女中ぢよちうなさけふ。——さい臺所だいどころから葡萄酒ぶだうしゆ二罎にびん持出もちだすとふにいたつては生命いのちがけである。けちにたくはへた正宗まさむね臺所だいどころみなながれた。葡萄酒ぶだうしゆ安値やすいのだが、厚意こゝろざし高價たかい。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たちまちドア開けて、三人の侍女、二罎ふたびんの酒と、白金の皿に一対の玉盞たまのさかずきを捧げて出づ。女房盞を取って、公子と美女の前に置く。侍女退場す。女房酒を両方にぐ。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)