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乾隆
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けんりゅう
ふりがな文庫
“
乾隆
(
けんりゅう
)” の例文
大体において支那は
乾隆
(
けんりゅう
)
の頃、西洋との交通やその文化も盛んであったのでその頃のガラス絵が一番美しいという事になっています。
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
清
(
しん
)
の
乾隆
(
けんりゅう
)
二十六年のことである。
虎邙
(
こきゅう
)
に乞食があって一頭の
狗熊
(
くゆう
)
を養っていた。熊の大きさは
川馬
(
せんば
)
のごとくで、
箭
(
や
)
のような毛が森立している。
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お柳が出て行って暫くすると、甲谷は間もなく主人の部屋の
楼上
(
ローシャン
)
へ呼び出された。彼は階段を昇っていった。彼を包む廊下の壁には、
乾隆
(
けんりゅう
)
の
献寿
(
けんじゅ
)
模様が
象眼
(
ぞうがん
)
の中から浮き出ていた。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
然
(
しか
)
るに
廟諡
(
びょうし
)
を得たもうこと無く、
正徳
(
しょうとく
)
、
万暦
(
ばんれき
)
、
崇禎
(
すうてい
)
の間、事しば/\議せられて、
而
(
しか
)
も
遂
(
つい
)
に行われず、
明
(
みん
)
亡び、
清
(
しん
)
起りて、
乾隆
(
けんりゅう
)
元年に至って、はじめて
恭憫恵
(
きょうびんけい
)
皇帝という
諡
(
おくりな
)
を得たまえり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
清
(
しん
)
朝もその国初の
康煕
(
こうき
)
、
雍正
(
ようせい
)
、
乾隆
(
けんりゅう
)
の百三十余年間はめざましい文運隆昌の時代で、
嘉慶
(
かけい
)
に至って漸く衰えはじめました。
中国怪奇小説集:15 池北偶談(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
紀昀は号を
暁嵐
(
ぎょうらん
)
といい、
乾隆
(
けんりゅう
)
時代の
進士
(
しんし
)
で、協弁大学士に進み、官選の四庫全書を作る時には編集総裁に挙げられ、学者として、詩人として知られて居ります。
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この作者は
清
(
しん
)
の
袁枚
(
えんばい
)
で、
字
(
あざな
)
を
子才
(
しさい
)
といい、号を
簡斎
(
かんさい
)
といいまして、
銭塘
(
せんとう
)
の人、
乾隆
(
けんりゅう
)
年間の
進士
(
しんし
)
で、各地方の知県をつとめて評判のよかった人でありますが、年四十にして官途を辞し
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
前清
(
ぜんしん
)
の
乾隆
(
けんりゅう
)
年間のことだそうだ。
広東
(
カントン
)
の三水県の県署のまえに劇場がある。そこである日、
包孝粛
(
ほうこうしゅく
)
の芝居を上演した。包孝粛は宋時代の名
判官
(
はんがん
)
で、日本でいえば大岡さまというところだ。
女侠伝
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“乾隆”の解説
乾隆(けんりゅう、満洲語:ᠠᠪᡴᠠᡳ
ᠸᡝᡥᡳᠶᡝᡥᡝ、転写:abkai wehiyehe)は、清の高宗の治世中に使われた元号。1736年 - 1795年。
一世一元の制であったため高宗は乾隆帝と称される。
中国史上、康熙に次いで2番目に長く用いられた元号である(60年)。
(出典:Wikipedia)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
隆
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“乾隆”で始まる語句
乾隆康煕
乾隆硝子
乾隆丁亥夏五