“雍正”の読み方と例文
読み方割合
ようせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清の雍正ようせい年間。草原。処々に柳の立木あり。その間に荒廃せる礼拝堂見ゆ。村の娘三人、いずれもかごを腕にかけつつ、よもぎなぞを摘みつつあり。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しん朝もその国初の康煕こうき雍正ようせい乾隆けんりゅうの百三十余年間はめざましい文運隆昌の時代で、嘉慶かけいに至って漸く衰えはじめました。
昨日みのこした工芸品の蒐集しゅうしゅうを、何か腑抜ふぬけたやうな気持で眺めてまはつた。まあ雍正ようせいだの李朝りちょうだの青花せいかだのといふたぐひだつたが、なかに不思議なものがあつた。
夜の鳥 (新字旧仮名) / 神西清(著)