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丸
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ま
ふりがな文庫
“
丸
(
ま
)” の例文
娘は絶えず
丸
(
ま
)
あるい声でいろいろの事をとりとめもなく話しながら人形の着物を縫って居た。
グースベリーの熟れる頃
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
彼はむしろ
懸崖
(
けんがい
)
の中途が陥落して草原の上に伏しかかったような
容貌
(
ようぼう
)
であった。細君は上出来の
辣韮
(
らっきょう
)
のように見受けらるる。今余の案内をしている婆さんはあんぱんのごとく
丸
(
ま
)
るい。
カーライル博物館
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それでさっそく花世を呼び、こんな罰あたりなことをいって
丸
(
ま
)
ろめこみにかかった。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
吸い取られた鼻の
膏
(
あぶら
)
が
丸
(
ま
)
るく紙の上へ浮き出した。いろいろな芸をやるものだ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
町内の両側に
柳
(
やなぎ
)
が
植
(
うわ
)
って、柳の
枝
(
えだ
)
が
丸
(
ま
)
るい影を往来の中へ
落
(
おと
)
している。少し散歩でもしよう。北へ登って町のはずれへ出ると、左に大きな門があって、門の突き当りがお寺で、左右が
妓楼
(
ぎろう
)
である。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“丸”を含む語句
弾丸
烏丸
流丸
丸切
丸髷
丸薬
銃丸
大丸
丸子
丸燒
丸岡九華
大丸髷
彈丸
丸行燈
人丸
金丸
西丸
安宅丸
丸橋忠弥
丸呑
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