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中風
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ちゅうふう
ふりがな文庫
“
中風
(
ちゅうふう
)” の例文
平常
(
ふだん
)
から、
達者
(
たっしゃ
)
だったおじいさんは、まだ、そんなに
年寄
(
としよ
)
りでもなかったのに、とつぜん、
中風
(
ちゅうふう
)
にかかって
死
(
し
)
にました。
おばあさんとツェッペリン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
火事が
中風
(
ちゅうふう
)
の
婆
(
ばあ
)
さんに、
石臼
(
いしうす
)
を屋外まで
抱
(
かか
)
え出させたほどの目ざましい、超人間的な活動を、水夫たちに与えた。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
それから
翌年
(
よくとし
)
の春、姑はふと
中風
(
ちゅうふう
)
になりましてね、気の強い人でしたが、それはもう子供のように、ひどくさびしがって、ちょいとでもはずしますと、お
清
(
きよ
)
お清とすぐ呼ぶのでございますよ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「わたしは吉左衛門の
忰
(
せがれ
)
でございます。父はこの四月から
中風
(
ちゅうふう
)
にかかりまして、今だに床の上に
臥
(
ね
)
たり起きたりしております。お昼は申し付けてございますが、何か他に御用もありましたら、わたしが承りましょう。」
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
妻
(
つま
)
には
死
(
し
)
に
別
(
わか
)
れ、
頼
(
たよ
)
りとする
子供
(
こども
)
も、また
病気
(
びょうき
)
でなくなり、
私
(
わたし
)
は、
中風
(
ちゅうふう
)
の
気味
(
きみ
)
で、
半身
(
はんしん
)
がよくきかなくなりましたので、
働
(
はたら
)
くにも
働
(
はたら
)
かれず、たとえ
番人
(
ばんにん
)
にさえも
雇
(
やと
)
ってくれる
人
(
ひと
)
がありませんので
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“中風”の意味
《名詞》
中風(ちゅうふう、ちゅうぶう)
脳や脊髄の疾患によりおこる半身不随や腕や脚などの麻痺。
(出典:Wiktionary)
“中風”の解説
中風(ちゅうふう、ちゅうぶ地方によって「ちゅうぶう」、「ちゅうふ」などと呼ぶところもある。)は、現在では脳血管障害(脳卒中)の後遺症(偏風)である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉として用いられている。中気、卒中または俗に「よいよい」などともいう。
(出典:Wikipedia)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“中風”で始まる語句
中風患者
中風病
中風症