“ちゅうふう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたしは吉左衛門のせがれでございます。父はこの四月から中風ちゅうふうにかかりまして、今だに床の上にたり起きたりしております。お昼は申し付けてございますが、何か他に御用もありましたら、わたしが承りましょう。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つまにはわかれ、たよりとする子供こどもも、また病気びょうきでなくなり、わたしは、中風ちゅうふう気味きみで、半身はんしんがよくきかなくなりましたので、はたらくにもはたらかれず、たとえ番人ばんにんにさえもやとってくれるひとがありませんので
窓の下を通った男 (新字新仮名) / 小川未明(著)