“ちゅうぶう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、中風ちゅうぶうで寝ている母の気もちになっても、必死に、この場だけでも、姉に、逃げてもらいたかった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛んで二十年三月二十五日の条に、「応渠翁中風ちゅうぶうの事、山海万里を隔てゝいたずらに心を傷ましむるのみ」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
そういう心配のために、しばらくすると祖父さんは中風ちゅうぶうかかった。歳の暮頃から全身が不随になって、口もきかなかった。そして目ばかりぱちぱちさせて私の顔を見ていた。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)