トップ
>
中興
>
ちゅうこう
ふりがな文庫
“
中興
(
ちゅうこう
)” の例文
私たちの最も感謝している
正岡子規
(
まさおかしき
)
氏なども、俳諧道の
中興
(
ちゅうこう
)
開山ではなくて、或いは俳句という一派の新文芸の第一世ということになるかも知れぬ。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
上野介は吉良家の初祖と、
中興
(
ちゅうこう
)
の祖と、自分との三つの像をその頃作らせて、
此寺
(
ここ
)
に納める宿願を立てていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
主僧と原とは
如来様
(
にょらいさま
)
の前に立ったり、古い
位牌
(
いはい
)
の前にたたずんだりして、いろいろな話をした。歴代の寺僧の大きな位牌のまんなかに、むずかしい顔をした
本寺
(
ほんじ
)
中興
(
ちゅうこう
)
の僧の木像がすえてあった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
徳川
中興
(
ちゅうこう
)
の主、八代将軍
吉宗
(
よしむね
)
、徳川最後の将軍
慶喜
(
よしのぶ
)
、水戸烈公、徳川時代第一の
賢相
(
けんしょう
)
松平定信、林家
中興
(
ちゅうこう
)
の林
衡
(
たいら
)
、上杉
鷹山
(
ようざん
)
公、細川銀台公の如き、近くは井伊
直弼
(
なおすけ
)
の如き、みな養子たらざるはなし。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
細川藤孝は、晩年、
幽斎
(
ゆうさい
)
とも号して、細川藩にとって
中興
(
ちゅうこう
)
の祖ともいえる業績を
遺
(
のこ
)
した人物である。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
中興
(
ちゅうこう
)
の先祖には、家康公の大伯母であった吉良義安などもあるし、名門には違いなかった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“中興”の意味
《名詞》
一時は衰えていたものを再び勢いづけること。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中空
中々
中宮
中旬
中心
中原
中風