“中睦”の読み方と例文
読み方割合
なかむつま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前と違っておかやは母親を大切に致しますから、喜代之助は喜び、夫婦中睦なかむつましく、ともに文治郎の宅へ出入りをするようになりました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
が、其の詮議はいて、将門と貞盛の家とは、中睦なかむつまじく無くなつたには相違無い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あきなふて毎年まいねん江戸へいづ商人あきびと井筒屋ゐづつや茂兵衞金屋かなや利兵衞と云者あり平生へいぜい兄弟の如く親類しんるゐよりも中睦なかむつましかりしが兩人のつまとも此頃懷姙くわいにんなし居たり或時あるとき江戸より歸る道々みち/\はなしに利兵衞は茂兵衞にむかわたし今年ことし四十になり始めて子と云者いふもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)