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不首尾
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ふしゅび
ふりがな文庫
“
不首尾
(
ふしゅび
)” の例文
それがこの
不首尾
(
ふしゅび
)
となっては、先生にあわせる顔もないしだいだが、天下のこと
居
(
い
)
ながらにして知る先生、またきっと好いおさしずがあろうと思う
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と照彦様はさっそく
刺繍台
(
ししゅうだい
)
の方へはい進んだ。おとといの晩の
不首尾
(
ふしゅび
)
があるから、特にご
機嫌
(
きげん
)
をとるつもりだった。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ちょっと
不首尾
(
ふしゅび
)
になっているので、きょうの贈り物で一気に回復しようという寸法だ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
大抵その儘
打棄
(
うっちゃ
)
ってあるです。それはみんなそういう事をやるのですから、それをあまり
喧
(
やかま
)
しく言うとかえってその
喧
(
やかま
)
しく言い出す僧官が
不首尾
(
ふしゅび
)
になって来るものですから、その儘打棄ってある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
不首尾
(
ふしゅび
)
ながら、
翌日
(
よくじつ
)
は、
大久保長安
(
おおくぼながやす
)
はふもとの町から
甲府
(
こうふ
)
へかえる
行列
(
ぎょうれつ
)
を
仕立
(
した
)
てた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
晩餐
(
ばんさん
)
を賜わって、彼は何の
不首尾
(
ふしゅび
)
もなく退った。
尠
(
すく
)
なくも、不首尾ではなかった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
伊那丸
(
いなまる
)
を味方につけ、
甲駿
(
こうすん
)
へ根を張らんとしてながらくでていた
八風斎
(
はっぷうさい
)
、それが
不首尾
(
ふしゅび
)
で、帰参後も、めッたに顔をみせぬと思うていたら、すでに、秀吉袋攻めの奇陣を
策
(
さく
)
しておったのか、どれ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変