“ふしゅび”の漢字の書き方と例文
語句割合
不首尾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大抵その儘打棄うっちゃってあるです。それはみんなそういう事をやるのですから、それをあまりやかましく言うとかえってそのやかましく言い出す僧官が不首尾ふしゅびになって来るものですから、その儘打棄ってある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
不首尾ふしゅびながら、翌日よくじつは、大久保長安おおくぼながやすはふもとの町から甲府こうふへかえる行列ぎょうれつ仕立したてた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
晩餐ばんさんを賜わって、彼は何の不首尾ふしゅびもなく退った。すくなくも、不首尾ではなかった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)