“八風斎”の読み方と例文
読み方割合
はっぷうさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さきほど、軍師ぐんし八風斎はっぷうさいどのが、列席のおりには、秀吉ひでよし退治たいじのご出陣は、来春の雪解ゆきどけと、同時に遊ばすことに決したではござりませぬか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うめきだした八風斎はっぷうさいの顔は、見るまにまッさおになって、じッと、伊那丸いなまるをにらみかえして、もあやしく血走ってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さだめし、伊那丸いなまるさまをはじめ同志の人々がよろこぶことと信じて、そくざに、八風斎はっぷうさいの願いをゆるし、あまたけの本陣へあんないすることを快諾かいだくした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)