“上達部:かんだちめ” の例文
“上達部:かんだちめ”を含む作品の著者(上位)作品数
芥川竜之介2
谷崎潤一郎2
与謝野晶子1
吉川英治1
和辻哲郎1
“上達部:かんだちめ”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 東洋思想 > 日本思想0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
必ず「上達部かんだちめ殿上人てんじょうびと」であったものが、「諸大夫しょだいふ、殿上人、上達部」になっている。
臨時の客は二宮にぐう大饗だいきやうと同日に摂政関白家が、大臣以下の上達部かんだちめを招いて催す饗宴で、大饗と別に変りがない。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ひとり、秀郷だけ、内へはいって、ほかの郎党は、平門にのこし、こう、大臣家の上達部かんだちめへ、申し入れた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、事のなりゆきを呆然ぼうぜんと眺めていた公卿や上達部かんだちめたちに声をかけた。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
また紅葉賀もみじのがの試楽なども、「上達部かんだちめ皇子みこだちも皆泣きぬ」と書かれてはいるけれども、何ゆえ泣いたかを肯かせるような描写は何もない。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
———いつも時平の腰巾着こしぎんちゃくを勤める末社まっしゃどもの顔ぶれを始め、殿上人てんじょうびと上達部かんだちめなお相当に扈従こしょうしていて
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
夏の頃水無瀬殿の釣殿つりどのにいでさせ給ひて、ひ水めして水飯すいはんやうのものなど若き上達部かんだちめ殿上人てんじょうびとどもにたまはさせておほみきまゐるついでにもあはれいにしへの紫式部こそはいみじくありけれ
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
前司はかたちも美しい上、心ばへも善いさうでございますし、前司の父も受領ずりやうとは申せ、近い上達部かんだちめの子でもございますから、お会ひになつては如何いかがでございませう? かやうに心細い暮しをなさいますよりも、少しはしかと存じますが。
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかるに大乱はじまりまして、都は大半烏有に帰し、公卿方堂上人どうじょうびと上達部かんだちめ、いずれその日の生活たつきにも困り、縁をたよって九州方面の、大名豪族の領地へ参り、生活くらしするようになりまして、わが洞院信隆卿にも、過ぐる年周防すおうの大内家へ、下向されましてござります。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして院が上達部かんだちめ殿上人てんじょうびとと御一緒に水飯すいはんを召しあがったという釣殿はどのへんにあったのだろうと右の方の岸を見わたすとそのあたりはいちめんに鬱蒼うっそうとした森がいしげりそれがずうっと神社のうしろの方までつづいているのでその森のある広い面積のぜんたいが離宮の遺趾いしであることが明かに指摘できるのであった。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)