“一目瞭然”の読み方と例文
読み方割合
いちもくりょうぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治になって一層その傾向が強くなった。この事は芝居の大道具背景小道具等の変せんを見れば一目瞭然いちもくりょうぜんとするはずである。
ばけものばなし (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
持って来た事があったけれども、あんなのは、一目瞭然いちもくりょうぜん、というのだ、文学のほうではね。どだい、あんな姿で、おしゃくするなんて、失敬だよ。
眉山 (新字新仮名) / 太宰治(著)
商店や会社の事務員といった連中は一目瞭然いちもくりょうぜんたるものであった。そしてそれに私は二つの著しい区別を見分けた。
群集の人 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)