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上辷
ふりがな文庫
“上辷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うわすべ
83.3%
うわず
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うわすべ
(逆引き)
或は苦労が
上辷
(
うわすべ
)
りをして心に
浸
(
し
)
みないように、
何時迄
(
いつまで
)
も
稚気
(
おさなぎ
)
の失せぬお坊さん
質
(
だち
)
の人もあるが、大抵は皆私のように苦労に
負
(
め
)
げて、年よりは老込んで、
意久地
(
いくじ
)
なく
所帯染
(
しょたいじ
)
みて了い
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そして或る時には、
烏
(
からす
)
が
鵜
(
う
)
の
真似
(
まね
)
をするように、罪人らしく自分の罪を
上辷
(
うわすべ
)
りに人と神との前に
披露
(
ひろう
)
もした。私は私らしく神を求めた。どれ程完全な罪人の形に於て私はそれをなしたろう。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
上辷(うわすべ)の例文をもっと
(5作品)
見る
うわず
(逆引き)
上辷
(
うわず
)
った声が、さっと、後ろへ
退
(
ひ
)
いたとき、庄次郎の丸ッこい体が、横ッ飛びに、原を駈けていた。だが、突き当りに、寺の垣があって、
咄嗟
(
とっさ
)
に越せなかった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上辷(うわず)の例文をもっと
(1作品)
見る
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
辷
漢検1級
部首:⾡
5画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟
“上辷”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
中里介山
有島武郎
木暮理太郎
江戸川乱歩
吉川英治