トップ
>
万般
>
よろづ
ふりがな文庫
“
万般
(
よろづ
)” の例文
又仏前の
御灯明
(
みあかし
)
の
目瞬
(
めはじき
)
しつゝ
万般
(
よろづ
)
のものの黒み渡れるが中に、いと幽なる光を放つも趣きあり。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
夫の留守にはこの家の
主
(
あるじ
)
として、彼は
事
(
つか
)
ふべき
舅姑
(
きゆうこ
)
を
戴
(
いただ
)
かず、気兼すべき
小姑
(
こじうと
)
を
抱
(
かか
)
へず、
足手絡
(
あしてまとひ
)
の幼きも
未
(
ま
)
だ有らずして、
一箇
(
ひとり
)
の
仲働
(
なかばたらき
)
と
両箇
(
ふたり
)
の
下婢
(
かひ
)
とに
万般
(
よろづ
)
の
煩
(
わづらはし
)
きを
委
(
まか
)
せ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
何程仕事の大事ぢやとて昨日の今日は疵口の合ひもすまいし痛みも去るまじ、
泰然
(
ぢつ
)
として居よ身体を使ふな、仔細は無けれど
治癒
(
なほ
)
るまでは
万般
(
よろづ
)
要慎
(
つゝしみ
)
第一と云はれた御医者様の言葉さへあるに
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
般
常用漢字
中学
部首:⾈
10画
“万”で始まる語句
万
万一
万歳
万事
万年青
万更
万斛
万々
万屋
万端