トップ
>
七月
>
なゝつき
ふりがな文庫
“
七月
(
なゝつき
)” の例文
政「これは亭主のある身のうえ、殊に懐妊して
七月
(
なゝつき
)
に成りまするもの、何うぞ御勘弁を願います」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何時
(
いつ
)
までも
何時
(
いつ
)
までも
人形
(
にんげう
)
と
紙雛好
(
あねさま
)
とを
相手
(
あいて
)
にして
飯事
(
まゝごと
)
ばかりして
居
(
ゐ
)
たらば
嘸
(
さぞ
)
かし
嬉
(
うれ
)
しき
事
(
こと
)
ならんを、ゑゝ
厭
(
い
)
や/\、
大人
(
おとな
)
に
成
(
な
)
るは
厭
(
い
)
やな
事
(
こと
)
、
何故
(
なぜ
)
此
(
この
)
やうに
年
(
とし
)
をば
取
(
と
)
る、
最
(
も
)
う
七月
(
なゝつき
)
十月
(
とつき
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
皆
(
みん
)
な私が思い違いであるが、そればかりでなく、
七月
(
なゝつき
)
になる
胤
(
たね
)
まで
妊
(
やど
)
したは
情
(
なさけ
)
ない、何うしたら宜かろうと、胸に迫って只身がこうブル/\と
顫
(
ふる
)
えるほど口惜しかったと見えます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何時までも何時までも人形と
紙雛
(
あね
)
さまとをあひ手にして
飯事
(
まゝごと
)
許
(
ばか
)
りして居たらば嘸かし嬉しき事ならんを、ゑゝ厭や厭や、大人に成るは厭やな事、何故このやうに年をば取る、最う
七月
(
なゝつき
)
十月
(
とつき
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
七月
(
なゝつき
)
のお
腹
(
なか
)
で去られたは何か悪い事でもして来たんじゃアないかと、世間の口を思い計りて湯に
往
(
ゆ
)
くことも出来ませんから、兄が
宅
(
うち
)
へ湯を立てゝ入れるような事にして居りましたが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
七
常用漢字
小1
部首:⼀
2画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“七月”で始まる語句
七月児
七月十四日
七月子
七月朔
七月目
七月二十八日