一曲ひとふし)” の例文
たちま盤上ばんじやうたままろばすがごとひゞき、ピアノにかみ宿やどるかとうたがはるゝ、そのたへなる調しらべにつれてうたいだしたる一曲ひとふしは、これぞ當時たうじ巴里パリー交際かうさい境裡じやうり大流行だいりうかうの『きくくに乙女おとめ
この読売新聞に医学士森鴎外がカルデロンの戯曲を翻訳し「調高矣しらべはたかし洋絃ぎたるらの一曲ひとふし。三番続」
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
いざさらば、独り琉球節の一曲ひとふし
新らしき悲しみにうつる時 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)
徒然つれづれなぐさに愛の一曲ひとふし
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
恋慕れんぼながしの一曲ひとふし
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)