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『新らしき悲しみにうつる時』
ふりがな文庫
『
新らしき悲しみにうつる時
(
あたらしきかなしみにうつるとき
)
』
うら若かき日の悲しきあこかれ—— 草葉の息吹きかへす甘き馨り、 艶はしき花の笑ひもながめて過ぎぬ。 木の間にさへずる鳥の歌をきく、 悲しみは眼を閉ぢて、暫時やすらひもせし。 されど、とく新らしき悲しみにうつりぬ。 何をもてこの闇を照らさむ。 …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年1月13日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
艶
(
うる
)
暫時
(
しばし
)
一曲
(
ひとふし
)
怖
(
おそ
)