“ひとふし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一節84.1%
一曲11.4%
一諷2.3%
単調2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀行員は評判を耳にしていたし、事務員は二、三の楽曲を聞いたことがあった——(彼はすぐに得意然とその一節ひとふしを口ずさんだ。)
この読売新聞に医学士森鴎外がカルデロンの戯曲を翻訳し「調高矣しらべはたかし洋絃ぎたるらの一曲ひとふし。三番続」
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
二番目「猿廻門途さるまわしかどで一諷ひとふし」、井筒屋伝兵衛の出入屋敷の武士横淵よこぶち官左衛門、伝兵衛の情婦丹波屋お俊を身受せんとすれども、お俊がその心にしたがはざるため、井筒屋手代万八と中買なかがい勘造とに命じて
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
銀笛のごともかなしく単調ひとふしに過ぎもゆきにし夢なりしかな
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)