一休ひとやす)” の例文
おもいだけにたからがよけいはいっているのだから、ほんとうにたのしみだ。いったいどんなものがはいっているのだろう。ここらでちょいと一休ひとやすみして、ためしにすこしあけてみよう。」
舌切りすずめ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しかしちょっとおにはて、わたしはたばこをいつぷくのみ、みなさんも一休ひとやすみといたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
野中のなか古廟こべうはひつて、一休ひとやすみしながら、苦笑にがわらひをして、さびしさうに獨言ひとりごとつたのは、むかし四川酆都縣しせんほうとけん御城代家老ごじやうだいがらう手紙てがみつて、遙々はる/″\燕州えんしう殿樣とのさま使つかひをする、一刀いつぽんさした威勢ゐせいいお飛脚ひきやくで。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)