“髯面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひげづら92.0%
かお4.0%
ひげつら4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリストフはそのカルタゴの偶像みたいな髯面ひげづらが戸口に現われるのを見ると、いつもまっ先に我慢しかねるような様子をするのだった。
その窓からは、あの秋子あきこ蒼白あおじろい顔ばかりでなく、父親の吉川よしかわ機関手が、真っ黒い髯面かおのぞけていることがあったことを。
汽笛 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
それすこぎて、ポカ/\するかぜが、髯面ひげつらころとなると、もうおもく、あたまがボーツとして、ひた気焔きえんあがらなくなつてしまふ。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)