“ひげづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
髯面56.1%
鬚面22.0%
髭面19.5%
髪面2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると老浮浪者は、ごそごそする髯面ひげづらを左右にふった。道夫はそれを見ると、さっきからこらえていた憤慨ふんがいを一時に爆発させて
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)
初め、赭顔あからがお鬚面ひげづらのその容貌ようぼうを醜いと感じたおれも、次の瞬間には、彼の内からあふれ出るものに圧倒されて、容貌のことなど、すっかり忘れてしまった。
百日の秘結ひけつをいっぺんに下したような朗々寛々たる身構えになり、肥えたあか髭面ひげづらもにわかに活気を帯びてきた。
おのおの真紅の毒舌を出しながら、悪徒わるものの手といい足といい首胴の差別なく巻き付いている、髪面ひげづら悪徒わるものは苦しそうな顔をしてもがき苦しんでいるというような絵を見た事があるが
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)