“髯深”の読み方と例文
読み方割合
ひげぶか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トルストイは呆気あつけにとられたやうに、子供たちの顔を見廻してゐた。が、昨日の山鴫が無事に見つかつた事を知ると、忽ち彼の髯深ひげぶかい顔には、晴れ晴れした微笑が浮んで来た。
山鴫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
見るとそこに髯深ひげぶかい丸い顔が、近眼鏡を光らしてニコニコしている。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)