“をけふせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
桶伏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したゝめてあるゆゑ安五郎は此兩三日桶伏をけふせ恥辱ちじよくあひ無念むねん至極しごくに思ひ晝夜ちうやもやらず居る處成ば文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
謝斷せかれしが煩惱ぼんなうの犬におはなほこりずまに忍び通ひけるうち或夜あるよわかい者共の目にかゝ引捕ひつとらへられ桶伏をけふせにぞせられける是は据風呂桶すゑふろをけふせ其上へ大いなる石をあげ鐵砲を引拔ひきぬき其穴よりわづかに食物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋ねさがせしに行方ゆくへ知れざれば此は必定ひつぢやう桶伏をけふせにしたる石川安五郎が爲業しわざに相違有まじと人々言居ける所に大門おほもん番の重五郎が阿部あべ川の河原かはらにて何者にか切殺され死骸しがいは河原に有之との事なれば此はかれは番人の事ゆゑ白妙しろたへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)