“りょうせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稜線34.8%
両川30.4%
漁船8.7%
良暹8.7%
猟船8.7%
料銭4.3%
梁川4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正季が脱したその逃げ道は、上赤坂の三面の谷あいを除く一条の馬ノ背道の稜線りょうせんで、そこを南へのぼりつめれば、修道寺から金剛山の頂へ出る。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たわごとをかせ。もともと、両川りょうせんの地は、旧蜀のもので、今の蜀のものじゃない。益州の南だってそうだ。この俺のものだ。玄徳の領分でもなかったし、劉禅りゅうぜんの土地でもない。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何事とは不埓ふらちな奴だ、汝がとくより我が召使國と不義姦通いたずらしているのみならず、明日みょうにち中川にて漁船りょうせんより我を突き落し、命を取った暁に、うま/\此の飯島の家を乗取のっとらんとの悪だくみ
走り湯権現の良暹りょうせんは、大勢の僧をつれて会し、法華ほっけ、仁王、軍勝の三部妙典を勤行ごんぎょうして、鎮護国家のいのりをあげた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漁夫の範多はんたのことも、ちょっといっておこう。範多のおやじは、捕鯨銃の射手から、ラッコ猟船りょうせんの射手となった。鉄砲の名人だったよ。射手のことを、英語でハンターというのだ。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
料銭りょうせんを払わないとむを得ないから蒲団を持ってくよ
M君は綱島つなしま梁川りょうせんくんの言として、先ず神を見なければ一切の事悉く無意義だ、神を見ずして筆を執るなぞ無用である、との説に関し、自身の懊悩おうのうを述べ、自分の様な鈍根の者は
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)