“良暹”の読み方と例文
読み方割合
りょうせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原因は、頼朝に組している別当の弟の良暹りょうせんというのが、前々から山木判官兼隆の祈祷きとうの師で、ひそかに、平家へ通じた気はいが見えたからである。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
走り湯権現の良暹りょうせんは、大勢の僧をつれて会し、法華ほっけ、仁王、軍勝の三部妙典を勤行ごんぎょうして、鎮護国家のいのりをあげた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大江は、名にしおう難波なにわの大河で、そのころ、河幅二百六十けんといわれ、良暹りょうせん法師の旅の歌にも
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)