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漁船
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りょうせん
ふりがな文庫
“
漁船
(
りょうせん
)” の例文
首を出してみると、庭の松の木のはずれから、海が黒く
湛
(
たた
)
えている。影のごとき
漁船
(
りょうせん
)
が後先になって続々帰る。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
何事とは
不埓
(
ふらち
)
な奴だ、汝が
疾
(
とく
)
より我が召使國と不義
姦通
(
いたずら
)
しているのみならず、
明日
(
みょうにち
)
中川にて
漁船
(
りょうせん
)
より我を突き落し、命を取った暁に、うま/\此の飯島の家を
乗取
(
のっと
)
らんとの悪だくみ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
上へ上ってみると、自分の歩いた下駄の
跡
(
あと
)
が、居坐った二つの
漁船
(
りょうせん
)
の間にうねすねと二筋に続いている。帰ったら藤さんが一番に出てきて、まあ何をしておいでになったんですと言うであろう。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
池のごとくに澄みきった
黄昏
(
たそがれ
)
の海に、白帆が一つ、動くともなく浮いている。藤さんの船に違いない。帆のない船はみんな
漁船
(
りょうせん
)
である。藤さんが何か考えこんで
斜
(
はすかい
)
に坐っているところが想われる。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“漁船”の意味
《名詞》
漁船(ぎょせん)
漁業を営むための船舶。
(出典:Wiktionary)
“漁船”の解説
漁船(ぎょせん、en: fishing vessel)とは、漁業に用いられる船舶である。
(出典:Wikipedia)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“漁”で始まる語句
漁
漁師
漁夫
漁火
漁場
漁舟
漁人
漁村
漁業
漁撈