“りうつう”の漢字の書き方と例文
語句割合
流通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ま、然うでもするんだが………然うすると、體に好くない。それでなくとも………」と室の隅から隅へ眼を配ツて、「空気の流通りうつうが惡いんだからな。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
大正たいしやうねんの九ぐわつ十二にちからきん輸出禁止ゆしゆつきんしがしてあるから、外國ぐわいこくからものふがしかしながら日本にほんからきんすことはならぬ、したがつ日本にほん流通りうつうして通貨つうくわたからぬ。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
空氣くうき流通りうつうしないほど、ピシヤリと障子せうじてゝされてゐる、いきがつまる。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)
したがつてそれだけ丁度ちやうど日本にほん流通りうつうして通貨つうくわるのである。かねるとふことになると金利きんりあがり、さうして國民こくみん日常にちじやう所有しよいうして通貨つうくわるのであるから購賣力こうばいりよくる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)