“らうどひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
牢問100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺したに相違なけれど勿々なか/\大體たいていのことでは白状はくじやうすまじ牢問らうどひ申付るぞとて此方を向コリヤ九郎兵衞夫婦氣遣るな子供等が解死人げしにんは取つて遣すぞ立て/\追て呼出すと申渡したり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
源助始め惡者の一味を、思ひ切つた牢問らうどひに掛けましたが、役人をからかつて居るのか、それとも一人二人の外は本當に知らなかつたのか、どうしても三千兩の隱し場所を白状しないのです。
以て證據しようことなし人殺しは九助と牢問らうどひに及びしならん依て九助は呵責かしやく苦痛くつうたへ兼て其罪に陷入おとしいれしを其方は一途に人殺しは九助なりと心得しに相違さうゐ有まじと申さるゝを理左衞門はおのれが落度にならんを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わきまへぬ申條牢舍申付べき奴なれども彼老ぢうより忠義の者と申越されし故村役人へ屹度きつと預けおく此上直訴ぢきそにも及ぶ時は村役人共屹度きつと申付るとしからし歸しければ三五郎は殘念には思へども今更仕樣しやうもなく寥々すご/\と村役人にともなはれ我が家へこそは歸りけれさて又九助は晝夜ちうや嚴敷きびしく拷問がうもん牢問らうどひかゝ骨節ほねふしひしげるばかりに弱り果今は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)