“よしつね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義経88.5%
義經3.8%
良経3.8%
良經3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「心得申した」と東条数馬は、さもいさぎよく引き受けた。「たとえ義経よしつね為朝ためともであれ、必ずそれがし引っ組んで取り抑えてお目にかけまする」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
また源頼朝みなもとのよりとも義經よしつねなどの時代じだいからのちになりますと、みなさんもつてゐるとほり、日本刀につぽんとうといふものがさかんにつくられて、支那しなへも輸出ゆしゆつされたくらゐでありましたが
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
兼実も歌人だが、その子の良経よしつねは後京極摂政で、『秋篠月清集あきしのげっせいしゅう』の主、一代の歌人であった。また兼実の弟大僧正だいそうじょう慈円も一代の歌人で『拾玉集しゅうぎょくしゅう』の作者である。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
が、こゝを中心ちゆうしんとしてると、どうしても良經よしつねうたから、暗示あんじつくつたにちがひありません。そして良經よしつねうた氣分きぶんをすっかりつて、一種いつしゆうたまとめてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)