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ゆいめ
ふりがな文庫
“ゆいめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
結目
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結目
(逆引き)
一時
(
ひとしきり
)
、芸者の数が有余ったため、
隣家
(
となり
)
の平屋を出城にして、
桔梗
(
ききょう
)
、
刈萱
(
かるかや
)
、
女郎花
(
おみなえし
)
、垣の
結目
(
ゆいめ
)
も
玉章
(
たまずさ
)
で、
乱杙
(
らんぐい
)
逆茂木
(
さかもぎ
)
取廻し、本城の
欄
(
てすり
)
の
青簾
(
あおすだれ
)
は、枝葉の繁る二階を見せたが
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
武士
(
さむらい
)
の
這奴
(
しゃつ
)
の帯の
結目
(
ゆいめ
)
を
掴
(
つか
)
んで
引釣
(
ひきつ
)
ると、
斉
(
ひと
)
しく、
金剛杖
(
こんごうづえ
)
に
持添
(
もちそ
)
へた
鎧櫃
(
よろいびつ
)
は、とてもの事に、
狸
(
たぬき
)
が出て、
棺桶
(
かんおけ
)
を下げると言ふ、
古槐
(
ふるえんじゅ
)
の天辺へ掛け置いて、
大井
(
おおい
)
、天竜、
琵琶湖
(
びわこ
)
も、
瀬多
(
せた
)
も
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
宵に
一旦
(
いったん
)
ちらちらと降ったのは、垣の
結目
(
ゆいめ
)
、板戸の端、
廂
(
ひさし
)
、
往来
(
ゆきき
)
の人の頬、
鬢
(
びん
)
の毛、帽子の
鍔
(
つば
)
などに、さらさらと音ずれたが、やがて声はせず、さるものの降るとも見えないで、木の
梢
(
こずえ
)
も、屋の棟も
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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