“やりぱな”の漢字の書き方と例文
語句割合
遣放100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲から投出したような遣放(やりぱな)しの空地に、西へ廻った日の赤々と射(さ)す中に、大根の葉のかなたこなたに青々と伸びたを視(なが)めて
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その職員室真中(まんなか)の大卓子(おおテエブル)、向側の椅子(いす)に凭(かか)った先生は、縞(しま)の布子(ぬのこ)、小倉(こくら)の袴(はかま)、羽織は袖(そで)に白墨摺(ずれ)のあるのを背後(うしろ)の壁に遣放(やりぱな)しに更紗(さらさ)の裏を捩(よじ)ってぶらり。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
襟(えり)からの前垂(まへだれ)幅廣(はゞびろ)な奴(やつ)を、遣放(やりぱな)しに尻下(しりさが)りに緊(し)めた、あとのめりに日和下駄(ひよりげた)で土間(どま)に突立(つツた)ち、新(あたら)しいのを當(あて)がつても半日(はんにち)で駈破(かけやぶ)る、繼(つぎ)だらけの紺足袋(こんたび)、膝(ひざ)ツきり草色(くさいろ)よれ/\の股引(もゝひき)で
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)