“もつこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脊の低い痩馬やせうまの脊の左右に、底の深いもつこをになはせ、そのなかに青物——茄子、白瓜、西瓜、カイベツ、玉葱、枝豆、西洋かぼちや、林檎、唐もろこし、など——を入れてある。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
彼等かれら内職ないしよくつてらぬ。自分じぶん使用しようすべきためにのみはむしろ草履ざうりもつこ草鞋わらぢのものもわらつくることをつてれども、大抵たいていおくれになつたわらでは立派りつぱ製作せいさくられないのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等は二人づゝもつこを担いでは往つたり来たりしてゐた。
河原の対面 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)