“もっこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
86.7%
6.7%
𡘞6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廊下(漁舎のこと)を中心とする数十間の地の積雪は、屈強な男たちの担ぐもっこに運ばれて、またたく間に除かれてしまった。
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)
あと一もっこというところで挫折しても、目的の山にはならない。そしてその罪は自分にある。また、たとえば地ならしをするようなものだ。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
もっこでもそこにあけたら、それだけ仕事がはかどったことになる。そしてそれは自分が進んだのだ。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
やがて奥の方で、カンテラの光りがチラチラとして、水を踏む音がジャブジャブと聞えると、土を盛った𡘞もっこを担いだ泥だらけの男が二人出て来た。
恨なき殺人 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)