“みちはば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
路幅28.6%
道巾28.6%
道幅28.6%
路巾14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋内酒樽さけだるのあるあらばきはめてめうなれども、若し之なくんば草臥くたびぞんなりと、つひに帰路をりて戸倉にいたるにけつす、一帯の白砂はくさおはれば路は戸倉峠につらなる、峠のたかさ凡そ六千呎、路幅みちはばわづかに一尺
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
せまい道巾みちはばのところへいったら、小さな店に、さびしげにいた黒い白粉おしろいをつけたようなお女郎が「おちゃびんだ」とどなって、煙管キセルを畳に投げつけたので、私はびっくりして
人様々の顔の相好すまい、おもいおもいの結髪風姿かみかたち聞覩ぶんとあつまる衣香襟影いこうきんえいは紛然雑然として千態万状ばんじょう、ナッカなか以て一々枚挙するにいとまあらずで、それにこの辺は道幅みちはば狭隘せばいので尚お一段と雑沓ざっとうする。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この時突然、彼には二間とは間隔のない路巾みちはばが、彼自身のからだしつぶすように、同じ速度を踏んで、左右から盛り上り盛り上りせまって来るように感じられた。
あめんちあ (新字新仮名) / 富ノ沢麟太郎(著)