道巾みちはば)” の例文
注意して、さとられぬように尾行して行くと、怪老人は、果して諸戸の家の方へ歩いて行く。一つ枝道えだみちを曲ると、一層道巾みちはばが狭くなった。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
せまい道巾みちはばのところへいったら、小さな店に、さびしげにいた黒い白粉おしろいをつけたようなお女郎が「おちゃびんだ」とどなって、煙管キセルを畳に投げつけたので、私はびっくりして