“ましやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
魔性75.0%
魔障25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なさけある叫びの力つよければ、かれらはディドのむれを離れ魔性ましやうそらをわたりて我等にむかへり 八五—八七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
聞時はしきりににくく思はれ他人ひとの事にても何分なにぶんすて置れぬ性質せいしつなり是犬はやうにして正直なるけものゆゑねこたぬき其外そのほか魔性ましやう陰獸いんじうを見る時は忽地たちまち噛殺かみころすが如しおのれせいはんして陰惡いんあくたくむものは陽正やうせいの者是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
数十年の間山中に暮らせる者が、石と鹿とを見誤るべくもあらず、全く魔障ましやうの仕業なりけりと、この時ばかりは猟を止めばやと思ひたりきといふ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
魔障ましやうの雲がはびこつて
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)