“魔障”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ましょう60.0%
ましやう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数十年の間山中にくらせる者が、石と鹿とを見誤みあやまるべくもあらず、全く魔障ましょう仕業しわざなりけりと、この時ばかりは猟をめばやと思いたりきという。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
高徳のひじりが物狂ものぐるおしゅうなったのは、天狗の魔障ましょうではあるまいかなどと、ひたすらに恐れられた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
数十年の間山中に暮らせる者が、石と鹿とを見誤るべくもあらず、全く魔障ましやうの仕業なりけりと、この時ばかりは猟を止めばやと思ひたりきといふ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
魔障ましやうの雲がはびこつて
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)