“ましょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
魔性88.0%
魔障12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、別に人の隠れている気配もない。やっぱり幻影だったのかしら。それとも、魔性ましょうの奴は、素早くも逃げ去ってしまったのだろうか。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼女は果たして魔性ましょうの者であろうか。年の若い千枝太郎は師匠の教えを少し疑うようにもなってきた。それでも彼は迂闊に油断しなかった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
試楽の日の源氏の舞い姿のあまりに美しかったことが魔障ましょう耽美心たんびしんをそそりはしなかったかと帝は御心配になって、寺々で経をお読ませになったりしたことを聞く人も
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)